霊感占いと霊感を用いない占いの違い

霊感占いという言葉はよく耳にしますが、その意味がいまひとつ判然としない人も多いでしょう。そもそも霊感とは何かといえば、それは神や仏の言葉を聞くことができ、霊的なものの存在を感じ取る能力のことです。つまり、さっくりと言うと、その能力を使って行う占いはすべて霊感占いなのです。普通の人でもよくやる星座占いと血液占いといったものは占う際に霊感を必要としません。

これらはどちらかというと統計学的な手法に基づいて行われ、学術的な成果の反映という側面が強いと言えます。逆に、水晶占いなどは典型的な霊感占いです。占い師が霊能力を用い、瞑想によってなんらかのビジョンを得るという霊感占いの基本パターンにのとって行われるからです。はっきり言えば道具などなくても体ひとつあればできてしまうのですが、それではあまりにもそっけなくて占う相手に対してのはったりも効きません。

それに水晶は内部で光を乱反射させるので、その輝きをみつめることで瞑想状態に移行しやすく、光自体がビジョンの具体的な形成に役立つという一面もあります。また、タロット占いは決められた手順があり、霊感を必要としない占いです。しかし、表示されたカードから絵柄に含まれる基本的な意味以上のものを読み取ったり、タロットカードを、ビジョンを得る道具使ったりすることでハイブリットな占いへと様変わりする場合もあります。さらに占う人を見て、体から醸し出されるオーラから情報を読み取る占いも霊感占いの一種だと言えるでしょう。

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